サルトリイバラ

撮影.宝塚市、8月
ユリ科. ※ 夏に薄緑の実をつけ、秋から冬にかけて紅色の実になり葉は落ちる。
サルトリイバラは日本、朝鮮、中国、インドシナに分布する。
アカ松林に生育しますが、畑のげしなどにも生えていたりします。
山帰来とも言われます。
わたしの田舎では柏もちはこの葉を2枚使ってつくります。
普通の大福もちの大きさです。
葉はつやがあってしっかりした丈夫さもあるのです。
小学校の帰り道、地獄谷で水を飲む時も、
サルトリイバラの葉をじょうごのような形に丸めて水を飲みました。
紅い実はリースにも使われ、花材としてとても素敵です。
金沢の方にある、旅館さか本に泊まった時、
土間を上がった玄関の李朝のタンスの上の置かれた、
紅いサルトリイバラの実の美しさは脳裏に焼き付いています。
サルトリイバラの実

撮影.愛媛県、1月4日
こんな紅い実になります。普通たくさん付くのですが、落ちたようです。
夏は青リンゴのようなきみどり色でこれもかわいいです。
サルトリイバラの実

撮影.愛媛県、1月4日
晩秋には紅い実ですが冬になると茶色になり、落ちてしまいます。
紅い時に摘んで、吊るしておくとドライフラワーなって長くきれいです。