ノイバラ

撮影.大阪市.淀川、5月
バラ科. ※ 花は5月に咲く。
日本全域、朝鮮半島に分布する低木。花の直径は2cm前後。
原野や川原など水分条件のよいところに生育する、
高さ数メートルにもなるが、半ツル性。
初春に、成長している茎の先がまだやわらかいとき10cmくらい折って
皮をむいて食べたことがあります。少し甘くうす緑の味がしました。
ノイバラはわたしの最もすきな野の花のひとつです。
清楚で美しく、香りも素敵です。
秋には赤いバラの実になり花材としてとても風情があります。
バラの実

撮影.愛媛県、11月
わたしの生まれ、育った家のあとにバラの実がなっていました。
塀のあった所に雑木が茂り、なんかさびしい。
山に近く、川もあり、井戸端のげしには松、野生のぐみもありました。
水も流れているので、くわい、ふき、どくだみも生えていました。
げし(石垣ふうで土)に咲いているすみれを見ながら歯磨きしたり。
そばの花畑には、さくらんぼ、芍薬、ダリア、たかぎく、
それから、とてもちいさなかわいい小菊などがあったのに。
水もおいしくて、日照りの時もうちの井戸は枯れませんでした。
朝、父は顔を洗ったらここで
お日さまに向かって手を合わせて一日が始まりました。
撮影.宝塚市、11月
近くのゴルフ場の周りの道に生えていた野イバラが実になっていました。
いつも歩く人、犬の散歩の人が通る道です。